女性エグゼクティブ・リーダー育成 京都大学経営管理大学院の挑戦
日本企業の女性役員比率は海外に比べて格段に低い。そうした中、京都大学経営管理大学院が女性エグゼクティブ・リーダー育成、ジェンダーダイバシティー強化を目指すプログラムを開始した。プログラム創設に中心的役割を果たしたアスリ・チョルパン教授に、その思いを聞いた。
経営層のダイバシティー強化、
女性リーダー育成は喫緊の課題

アスリ・M・チョルパン
京都大学経営管理大学院 教授
英リーズ大学経営工学修士、京都工芸繊維大学工学博士。京都大学経済研究所、同志社大学技術・企業・国際競争力研究センター研究員を歴任。京都大学白眉センター准教授。ハーバード・ビジネススクール/MIT客員教授。専門は経営戦略、企業統治、国際経営。トルコ共和国出身。
2023年6月、政府は「女性版骨太の方針2023」でプライム市場上場企業の女性役員比率を2030年までに30%以上とする目標を掲げた。内閣府によれば同市場上場企業の女性役員比率は2023年で13.4%。帝国データバンクによる2023年の調査は、女性管理職30%超の企業は9.8%と、過去最高とはいえ一桁台にとどまる。
(※全文:2153文字 画像:あり)
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