信州大学の教育シーズと信州のフィールドで「GXを学ぶ」

信州大学で昨年12月からスタートした信州デジタル×ことづくりリカレント学習プログラム「GXベーシックコース」。持続可能な地球環境や地域社会実現へ向け、経済社会システムや産業構造の転換をリードするGX人材の育成を目指す。学習プログラムの内容や特長など話を聞いた。

GXに必要な3つの要素を基に
体系的にカリキュラムを構築

夫馬 賢治

夫馬 賢治

信州大学 グリーン社会協創機構 特任教授/株式会社ニューラル 代表取締役 CEO
東京大学卒業後、一般企業の勤務を経てサンダーバードグローバル経営大学院でMBA課程修了。その後、ハーバード大学大学院リベラルアーツ(サステナビリティ専攻)修士課程修了。2013年にサステナビリティ経営やESG金融のアドバイザリー等を行うニューラルを創業。各省庁や地方自治体の委員も務める。主な著書に『ESG思考』(講談社+α新書)等。

カーボンニュートラル(以下「CN」)や、大量生産・消費など地球規模の問題をグローカルな視点から捉え、持続可能な地球環境・地域社会実現へ向けたGXを牽引する人材育成を目指す信州大学の「GXベーシックコース」。環境やサステナビリティの文脈を重視した産業育成は、今や国の各省庁の政策の大きな前提となっている。一方で、環境や社会の課題を多角的かつ本質的に把握し、新たな企業価値創造を担う人材が不足していることが、日本の大きな課題だ。

(※全文:2332文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。