アイデアを具現化できる プロトタイピング能力を身につける
新しい価値を創り出す人材の育成を目指し、武蔵野美術大学が2022年に立ち上げた社会人向けの「価値創造人材育成プログラム(Value Creation Program:VCP)」。2025年度、新たにスタートするのが「VCP for Prototyping」だ。美術大学ならではの独自プログラムの特長を聞いた。
アイデア出しから試作品作製まで
実践重視の新プログラム

青木 俊介
武蔵野美術大学 教養文化・学芸員課程 教授
東華大学信息科学技術学院修了(工学)。東京大学在学中にチームラボを設立、CTOに就任。その後、ピクシブのCTOを務めたのち、ロボティクスベンチャー「ユカイ工学」を設立(現代表取締役)。2015年よりグッドデザイン賞審査委員。家族をつなぐコミュニケーションロボット「BOCCO」、共感するファミリーロボット「BOCCO emo」、しっぽのついたクッション型セラピーロボット「Qoobo」、小さなしっぽクッション「Petit Qoobo」、エデュケーションシリーズkurikit「ユカイな生きものロボットキット」などを発表。
1929年に創立した武蔵野美術大学が、90年以上の歴史のなかで培ってきたアート教育、デザイン教育、創造性教育の知見を、社会一般に向け届けることを目的に開発された「価値創造人材育成プログラム(VCP)」。創造的思考力を獲得し、社会への実践方法を研究、育成、学習するプログラムで、企業経営者やマーケティング、サービスデザインなどに携わるビジネスパーソンを対象に講義を行う「VCP School」、企業や組織の課題に合わせたオーダーメイド型の研修プログラム「VCP for BIZ」を、2022年から開講している。
(※全文:1930文字 画像:あり)
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