ガイアックス、中高生向け「起業ゼミ」の授業教材を無償公開

株式会社ガイアックスは、2023年度から本格化すると言われている初等・中等教育におけるアントレプレナーシップ教育の開始に先立ち、自社のアントレプレナーシップ教育プログラム「起業ゼミ - Entryプログラム -」の教材スライドを11月2日より無償公開した。なお、「起業ゼミ」のコンテンツは、2017年発売以降115週連続でAmazon経営書売上1位にもなった起業家のバイブル的書籍『起業の科学 スタートアップサイエンス』の著者である田所雅之氏からの推薦も受けている。

ガイアックスが今年8月に全国の先生141名を対象に行ったアンケートでは、約半数の先生がアントレプレナーシップ教育に対して興味を示していることが分かった。しかし「自分の学校でも実践したい」という回答は全体の13.5%に留まり、また、興味なしの先生が過半数を超えるなど、アントレプレナーシップ教育の理解や浸透はまだまだ道半ばだ。

起業の裾野拡大と中高生のアントレプレナーシップ醸成を目的に、2020年より「起業ゼミ」を行ってきたガイアックスは、この結果を受け、より多くの学校教員が起業家教育に触れ、その面白さや教育的価値を感じ、そして実際に学校で実践をしてもらうために、今回教材の無償公開と先生向けの「起業ゼミ」授業体験会の開催を決定した。

「起業ゼミ」は「Entry」(4コマ)、「Basic」(8コマ)、「Advanced」(12コマ)、「Pro」(24コマ)の4つのモデルプログラムを用意しており、今回はその中から「Entry」プログラムの授業スライドとワークシートを無償公開している。「Entry」プログラムはアントレプレナーシップ教育の本質的なコア部分は残しつつ、4コマ完結なので普段の授業はもちろん、放課後や土日、長期休業期間中の特別授業などですぐに実践できるようになっている。

「起業ゼミ」のカリキュラムは、探究学習の基本である「課題設定」「情報収集」「整理・分析」「まとめ・発表」をベースに設計。そのため、中学・高校の総合的な学習/探究の時間などとの親和性が非常に高く、学校の普段の授業への自然な導入が可能だ。

ガイアックスはアントレプレナーシップ教育が本格化する2023年度以降に向けて、全国の中学校や高校における起業家教育プログラムの開発・提供に力を注いでいく。

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ガイアックス・プレスリリースより