中高生が新規事業を立ち上げ 挑戦する経験こそが「学び」になる

中高生が新ビジネスに挑戦し、しかも見込みのある事業プランに対しては出資を検討する――。中高生に向けて本格的な起業家育成プログラムを展開しているのが、ガイアックスのスタートアップスタジオだ。起業の体験を通じて、挑戦する人を増やすことを目指している。

起業へのハードルを下げ、挑戦する人を増やす

佐々木喜徳

佐々木喜徳

株式会社ガイアックス 技術本部長/スタートアップスタジオ責任者
組み込み OS 開発やテクニカルサポート業務の経験を活かし、個人事業主として独立。その後、フィールドエンジニアリング会社の役員を経て2007年からガイアックスに参画。技術部門の管理職と新規事業開発の経験を経てスタートアップスタジオ責任者に就任し起業家創出と投資判断を担当。また兼任で技術本部長として、ガイアックスで生まれるスタートアップの技術支援や組織のエンジニアリングの戦略に取り組んでいる。

ガイアックスはソーシャルメディアとシェアリングエコノミーに力を注ぐ上場企業であり、数々の新規事業を生み出している。同社のスタートアップスタジオは新規事業創出を加速させる機能を担い、主に現役学生~新卒3年目の若手を支援する組織だ。これまでに11件の創業を支援し、入社して1週間で事業を立ち上げた事例もあるという。

事業プランが固まりきっていない起業家も支援の対象だ。事業アイデア探しや初期の仮説検証から始まり、プロダクト開発やバックオフィス業務のサポート、起業後の資金調達やパートナー探しまで、事業をスケールさせる一連のプロセスをサポートしている。

スタートアップスタジオ責任者の佐々木喜徳氏は、自分たちの役割を…

(※全文:2105文字 画像:あり)

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