筑波大と三井不動産、筑波研究学園都市の発展に向け連携協定を締結

筑波大学と三井不動産株式会社は12月20日、連携協定を締結した。筑波大を中核とする「筑波研究学園都市」のさらなる発展に向け、三井不動産が有するサイエンスパークづくりの知見を活用する。

三井不動産は、国内外にてアカデミアを中心としたサイエンスパークの調査・研究を行うとともに、東北大学とパートナーシップを締結し「サイエンスパーク構想」を推進するなど、その成果の実装にも取り組んでいる。

また2020年に専門部署を設置して以来、産学連携にも力を入れており、東京大学との「三井不動産東大ラボ」をはじめ、様々な大学と共同研究を行い、イノベーションの創出を目指している。

これらの活動から得られた知見にもとづき、筑波研究学園都市の魅力を、サイエンスパークとして必要な機能を再整備することでさらに高め、新産業の創造と、それによる社会課題解決を図る。

第一歩として、「IMAGINE THE FUTURE. Forum施設」や「デジタル・ヒューマンイノベーション研究棟」など筑波大の研究開発施設のイベントを、三井不動産の場づくり・コミュニティづくりのノウハウを活かして企画する予定。

加えて、三井不動産がイノベーション拠点(「柏の葉スマートシティ」)として東大、千葉大らと整備を進め、つくばエクスプレスや常磐自動車道で筑波とつながる、千葉県柏の葉との連携も図っていくとしている。

締結式の様子。左より、永田恭介・筑波大学長、植田俊・三井不動産代表取締役社長。三井不動産プレスリリースより