さいたま市の「スマート部活動」実証実験で成果 ユーフォリア
スポーツテック企業の株式会社ユーフォリア(本社:東京都千代田区)は、さいたま市が進める「スポーツを科学する生徒の育成事業」(令和3年度)に参加し、2021年7月〜12月に市内2校の中学校部活動で実証実験・研究を行った。コンディション管理ソフトONE TAP SPORTSの利用、およびアスレティックトレーナー、栄養士の介入により、フィジカルパフォーマンスの向上、食事スコアの向上が見られたと発表した。
さいたま市が掲げる「スマート部活動」(部活動改革)を推進する中、今回の実証実験・研究では、中学校の部活動における課題点として挙げられる「トレーニング指導における知識がない(指導者)」「食事・栄養の知識がない(保護者・生徒)」「生徒の体力向上(学校)」という3点の項目について、コンディション管理ソフト(ONE TAP SPORTS)を用いて体調管理を行い専門家によるアドバイスを導入することが、効果的かどうかについて検証した。
その結果、フィジカル向上について、ONE TAP SPORTS使用群(アスレティックトレーナーによるフィジカル指導セッションあり)の方が非使用群より多くの生徒のパフォーマンス向上が認められた。また、食事内容の向上について、ONE TAP SPORTS使用群(栄養士による食事内容へのフィードバックコメント、栄養セミナーあり)の方が非使用群より平均的な食事スコアが向上した。特に不足していた牛乳・乳製品についてアドバイスを行ったことで、摂取回数と量が増加した。
以上の検証結果から、中学校部活動において、ONE TAP SPORTSの利用および専門家による介入(アドバイス、セミナーなど)を行うことでパフォーマンス向上、食事内容の向上が改めて確認できた。ユーフォリアは今後も引き続き、ONE TAP SPORTS事業およびスポーツにおけるデータ活用の促進を通じて、科学的かつ効果的・効率的な指導法の確立のために尽力していく。
株式会社ユーフォリア・プレスリリースより