第20回「子どもの哲学国際学会」8月に立教大学で開催 参加受付中

2022年8月8日(月)〜11日(木)の日程で、第20回「子どもの哲学国際学会」が開催される。

本学会を共催する日本哲学プラクティス学会は、子どもの哲学(P4wC)や哲学カフェなど、哲学を通したさまざまな実践について学際的に研究することを目的に設立された研究組織。「子どもの哲学」とは、哲学対話を生かした学びの方法で、これまで40年以上にわたり60以上の国や地域で実践されており、その数は今も増え続けている。本誌で哲学対話についての連載を執筆している河野哲也氏(参考記事)も今大会の組織委員会に名を連ねている。

第20回となる今回は「教室の中での哲学、そして教室を超えていく哲学:文化的・社会的・政治的な差異を越えた子どもの哲学(P4wC)(Philosophy in and beyond the Classroom: P4wC across Cultural, Social, and Political Differences)」をテーマに、対面とオンラインによる研究発表などが行われる。

基調講演には劇作家・演出家の平田オリザ氏や哲学者で大阪大学元教授の中岡成文氏が登壇、企画シンポジウムには毎日新聞社 学生新聞編集部長で毎日小学生新聞編集長の木村葉子氏、NHKプロデューサーの佐藤正和氏、国立教育政策研究所 教育課程研究センター基礎研究部総括研究官の西野真由美氏が登壇する。

発表テーマには、例として「学校や教室におけるP4wCの実践とその課題」「教室以外の場所でのP4wC的な実践」「対話的な探究を通した教育の理論化」「地域創生のためのP4wC」といったものが挙がっているほか、SDGs/環境教育やジェンダーなど、多様な話題が発表される予定。また、大会前の8月5日(金)〜6日(土)にはプレスカンファレンス・ワークショップも開催される。

イベント詳細・申込みについては下記URLを参照。
https://icpictokyo.jp/

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第20回子どもの哲学国際学会ホームページより