金沢大学と国立情報学研究所、学術情報基盤の整備に向け連携協定を締結
金沢大学と国立情報学研究所(NII)は2月19日、連携協定を締結した。オープンサイエンスの実現に向け、共同で学術情報基盤の整備を行う。
オープンサイエンスとは、論文や研究データをインターネット上で無料で公開すること。研究成果が、学術界はもちろん産業界、さらには社会一般に広く容易にアクセス可能となることで、イノベーション創出をもたらすとされる。
NIIは、学術情報ネットワーク「SINET」や研究データ管理システム「GakuNin RDM」を開発・提供するなど、オープンサイエンス実現に向け、数々の取組みを行っている。
一方、金沢大学は2020年にGakuNin RDMを導入。2023年にはNIIの「研究データ管理スタートアップ支援事業」の対象機関として、研究データポリシーの見直しや研究データマネジメント体制の整備を行った。
今後はオープンサイエンス実現の鍵となる、学術情報基盤の整備を共同で行う。研究成果のオープンアクセス化を進め、北陸におけるモデルを構築したいとしている。
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