THE「世界大学ランキング」最新版 1位は9年連続でオックスフォード大、東大は順位を1つ上げ28位
英教育誌『タイムズ・ハイヤー・エデュケーション』(Times Higher Education, THE)は10月9日、2025年版「世界大学ランキング」(World University Ranking)を発表した。
同ランキングは世界中の大学を「教育」「研究環境」「研究の質」「産業界との連携」「国際性」の5つの観点から、18の指標にもとづき順位づけるもので、2004年から毎年発表。同様のランキングの中でもっとも権威あるとされている。
今年は115の国と地域の2,000以上の大学を対象に実施。トップ15は以下の通りとなった。
順位 |
大学名 |
国・地域 |
総合得点 |
1位 |
オックスフォード大学 |
イギリス |
98.5点 |
2位 |
マサチューセッツ工科大学(MIT) |
アメリカ |
98.1点 |
3位 |
ハーバード大学 |
97.7点 |
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4位 |
プリンストン大学 |
97.5点 |
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5位 |
ケンブリッジ大学 |
イギリス |
97.4点 |
6位 |
スタンフォード大学 |
アメリカ |
97.2点 |
7位 |
カリフォルニア工科大学 |
96.3点 |
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8位 |
カリフォルニア大学バークレー校 |
94.5点 |
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9位 |
インペリアル・カレッジ・ロンドン |
イギリス |
94.4点 |
10位 |
イェール大学 |
アメリカ |
94.1点 |
11位 |
チューリッヒ工科大学(ETHZ) |
スイス |
93.0点 |
12位 |
清華大学 |
中国 |
92.5点 |
13位 |
北京大学 |
92.0点 |
|
14位(タイ) |
シカゴ大学 |
アメリカ |
90.9点 |
ペンシルベニア大学 |
オックスフォード大は9年連続のトップとなった。前回2位だったスタンフォード大は6位に転落し、代わってMITがその座に就いた。トップ15中、アメリカの大学が9を占めた。
中国の2大学がトップ10に肉薄し、ブラジル、サウジアラビア、アラブ首長国連邦の大学がトップ200に初めてランクインするなど、新興国の躍進が見られた。
日本の大学では、東京大学が前回から1つ順位を上げ、28位でトップだった。総合得点は83.3点。観点別では「教育」が94.1点、「研究環境」が94.2点、「研究の質」が68.3点、「産業界との連携」が100.0点、「国際性」が50.4点だった。
京都大学(55位、総合得点75.2点)、東北大学(120位、65.0点)、大阪大学(162位、61.0点)、東京工業大学(現・東京科学大学、195位、59.1点)と続いた。
ランキングは以下から見ることができる(英文)。
https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/latest/world-ranking#!/length/100/sort_by/rank/sort_order/asc/cols/scores
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