自認する性の制服・体操服着用を認める学校は約3割 カンコー学生服調査

菅公学生服株式会社(岡山市北区、代表取締役社長:尾崎 茂)の独自研究機関、カンコー学生工学研究所はこのたび、全国の公立中学校を対象に、LGBTQの生徒への配慮を尋ねるアンケートを実施、調査レポートをまとめた。

今回の調査では、全国の公立中学校1,194校が回答。その結果、LGBTQの生徒への配慮は制服デザインの変更や「女子スラックス」(女子の体型の特徴に合わせて設計したスラックス)の導入など、「制服」に関してが42.2%で最多。服装規定に関しては、自認する性別の制服や体操服を規定として認めている学校は31.9%であった。

また、LGBTQの生徒のへの配慮で、半数以上の学校が制服のデザインの見直し・変更をする方向で動いていることもわかった。

LGBTQ・性の多様性について授業で取り組んでいる・取り組む予定の学校は76.0%で、LGBTQの生徒へのサポート体制について、チームや体制が整備されていると回答したのは、49.9%であった。

同研究所では、「カラダ・ココロ・時代・学び」の4つの視点で学生を見つめ、調査・研究、商品・サービスの開発を行っている。LGBTQ・性の多様性に関しても従来より調査・研究を行っており、教職員からの問い合わせも多かったという。

同レポートは、菅公学生服の公式サイトにて無料ダウンロードできる。

https://kanko-gakuseifuku.co.jp/lab/contents/lgbtq_7/

22.3.23news2

「制服の見直し・変更」に関する回答結果(カンコー学生服のプレスリリースより)