慶應大、共創拠点「Yagami Innovation Laboratory」を開設

慶應義塾大学は4月10日、理工学部が入る矢上キャンパス内に、産学連携・起業支援の拠点として「Yagami Innovation Laboratory」(YIL、イール)を開設した。

学生や教職員、学外のゲストに交流と共創の場を提供。イノベーションを促進する。

慶應大は昨年5月には医学部内にインキュベーション施設「CRIK信濃町」を開設。産学連携・起業支援に力を入れている。

YILは2階建て。1階には大型モニターを設置したイベントスペースや、心地よく談話ができるオープンスペースを設置。コミュニティが自然と形成されるような環境となっている。

2階には実験スペースとプログラミングスペースを設置。常設された研究機器を使って、学生が気軽にさまざまなアイデアを試したり、そこからインスピレーションを得たりすることができる環境を整えている。

開設には、国の支援(「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業」(J-PEAKS)および「地域中核・特色ある研究大学の連携による産学官連携・共同研究の施設整備事業」)を受けたが、共同研究や協賛企業獲得により、自立的な運営を目指すとしている。

0410記事1画像YILの外観。慶應大プレスリリースより