9/10(日)セミナー「大文字の社会構想と小文字の社会構想」を開催

先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態を示す「VUCAワールド」(Volatility, Uncertainty, Complexity, Ambiguity)という言葉にあらわされるように、社会の不確実性の高まりは、現代社会をあらわすひとつのキーワードとなっている。世界的な感染症の拡大や突発的な災害の発生のみならず、国際情勢や各国の政策の変化、経済環境の変化、人口動態の変化を経験するなかで、変化の予測や今後の見通しを立てることが難しい時代に入っていることを、私たちは認識するようになっている。

社会の不確実性は、他方で、社会体制にかかわるかたちでの社会変動を予感させる側面をもつ。そこで注目されることのひとつが、従来の社会構造の枠に収まりきらない新しい価値観、新しい人生の道を探究する社会構想の探索の活発化だ。

社会が多様な人びとから構成され、かつ不確実な状態と認識されている現代社会において、多くの人びとにとって望ましい社会のイメージを示す社会構想を提示していくことは決して簡単なことではないかもしれない。だからこそ、普遍性の高い価値に根ざした社会構想を描くことが期待されているともいうことができる。

社会構想大学院大学では、9月10日(日)11時~12時にオンラインセミナー&説明会「大文字の社会構想と小文字の社会構想」を開催。本セミナーでは、社会構想に関連する種々の議論やグランドデザインやソーシャルイノベーションなどの先行事例を手がかりに、社会全体の構成原理を主題とする社会構想を「大文字の社会構想」、個別地域社会や個別領域を対象にした社会構想を「小文字の社会構想」と呼び、私たちが社会構想を具体的に検討していくための発想法や方法論を考える。

対象は「政治家、経営者等を目指す方」「社会起業家、ソーシャルイノベーター等を目指す方」「社会や組織のグランドデザインの実装に関心のある方」「社会を構想するための教養を身につけたい方」など。視聴は無料で事前申込が必要。詳細・申込は下記を参照。

https://www.socialdesign.ac.jp/events/sd20230910/

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