小学生の意識調査、「なりたい職業」はクリエイティブ系が上位 ベネッセ

株式会社ベネッセコーポレーションが提供する、小学生の学習・生活を支援する通信教育講座「進研ゼミ小学講座」は、2021年の出来事や将来に関する小学生の意識調査を実施した。調査は、「進研ゼミ小学講座」の小学3~6年生の会員を対象に2021年11月17日~24日に実施し、16,531人(女子10,703人・男子4,371人・性別無回答1,457人)から回答を得た。

「今年の漢字」について、トップ3は「楽」「笑」「幸」。選んだ理由には、どの漢字も「友達」とのエピソードが多くあった。またトップ10では、昨年上位の「悲」(5位)「苦」(7位)が圏外となり、新たに「楽」「愛」「夢」「好」「喜」が入り、すべてポジティブな漢字が並んだ。

今年の傾向として、漢字を選んだ理由の回答に「今年は楽しいことがたくさんあった」「今年は笑顔でいる時間が多かった」など、「今年は」という表現が多く見られた。新型コロナの影響で学校生活や遊びに制限があった昨年と比較して、「今年は」と気持ち新たに楽しく日々を過ごしていた様子がうかがえる。

「なりたい職業」1位は「ユーチューバー」、次いで「漫画家」「芸能人」となった。トップ10のうち7つでクリエイティブな職業がランクイン。動画配信サイトやSNSなどを通して、クリエイターの表現にふれる機会が広がっており、表現手段が多様な「YOASOBI」や「すとぷり」は小学生の人気が非常に高く、好きなアーティストとして支持する声が多くある。

「ユーチューバー」に次いで、2位の「マンガ家・イラストレーター・アニメーター」は、昨年1位の「芸能人」を上回った。また、男子で特徴的なのは、「野球選手」が「サッカー選手」の人気に、僅差まで迫っていることだ。「あこがれのスポーツ選手」を聞いた調査において、大谷翔平選手が1位に選ばれており、メジャーリーグでMVPを獲得した大谷選手の活躍が影響した可能性もありそうだ。

21.12.2news3

株式会社ベネッセホールディングス・プレスリリースより