高校生の宇宙食開発を描いたノンフィクションが書籍化

福井県立若狭高等学校で10年以上にわたって開発された「サバ醤油味付け缶詰」の一部始終をつづったノンフィクション、『さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち』(1500円+税、イースト・プレス)が、1月17日に発売される。 

同校の「サバ醤油味付け缶詰」が大きな注目を集めたのは、2020年11月、国際宇宙ステーションから野口聡一宇宙飛行士がYOUTUBEに投稿した動画で紹介されたことがきっかけだった。宇宙日本食さば缶の開発は2006年にスタート。以来、10年以上にわたり、300名以上の生徒が関わりながら、宇宙空間で水分が飛び散らないよう煮汁にとろみをつけたり、サバをやわらかくするための成分をつきとめたり、度重なる試行錯誤の末に開発に至った。

同著では、開発を見守った教諭の小坂康之氏をはじめとした生徒、かかわった大人たちに、ライターの林公代氏が取材、開発の裏側に迫った。若狭高校は先進的な探究学習を実践する高校としても知られる。

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21.12.17news3

画像はプレスリリースから