産学連携で「科学的根拠のある」運動プログラムを開発 横浜市立大ら
横浜市立大学とアステラス製薬、横浜市の3者は、糖尿病患者に対する科学的根拠のある運動プログラムを開発した。横浜市が健康・医療分野のイノベーション創出のために推進する産学官金連携プラットフォーム「横浜ライフイノベーションプラットフォーム(LIP.横浜)」から生まれた成果。アステラス製薬は、フィットネスクラブを通じて、科学的根拠のある運動プログラムを活用したフィットネスサービスを地域限定で2020年中に開始する予定だ。
開発したのは、2型糖尿病患者対する運動療法のための運動プログラム。有酸素運動とレジスタンス運動(標的とする筋肉に抵抗をかける動作を繰り返し行う運動)を組み合わせた運動プログラムを開発し、国内で実施した医学系研究で、動プログラムの血糖コントロール改善に対する臨床的な有用性を確認した。
LIP.横浜では、創薬、医療機器開発、診断技術開発、予防医療、再生医療、介護・福祉、健康サービスなどのイノベーション創出を目的に、企業・大学・研究機関ネットワークから革新的なプロジェクトを生み出すとともに、中小・ベンチャー企業などに製品化に向けた支援を行い、新技術・新製品の開発を促進している。理化学研究所や横浜市立大学も参画している。
LIP.横浜イメージ