情報モラル教育の在り方を検証した報告書公開 LINEみらい財団

一般財団法人LINEみらい財団は8月5日、学校現場で今後求められる情報モラルの内容や教育実践手法、課題等を明らかにすべく、「一人一台端末環境におけるICT活用と情報モラル教育の実践に関する調査」を実施し、報告書を公開した。

GIGAスクール構想の推進を契機に、全国の学校で、「一人一台端末」「高速通信網」「クラウド活用」が整備されているなかで、学校での情報モラル教育についても変化が想定される。

こうした事情を背景に、同財団は、その変化の傾向把握と今後の教育のあり方を検討するために、実態調査を実施。具体的には、すでにICTを積極的に活用している自治体や学校の協力のもと、一人一台端末環境を実現している学校の教員及び管理職のアンケート内容を分析した。

調査サマリーは次のとおり。全文は下記URL先で公開されている。①ネットトラブルは校内で発生している(家庭の問題だけでなく学校の問題に)。②情報モラルの指導は教員の多くが自ら実践をしている(外部機関による指導から教員による指導へ)。③教員による情報モラル教育の実践や意識は、教員のICT活用の程度や意識と関係する(ICT活用の日常化の重要性)。④教員による情報モラル教育の副次的効果として、校外での児童・生徒のネット利用にも好影響をもたらす(学校と家庭の接続の重要性)。

https://d.line-scdn.net/stf/linecorp/ja/csr/ICT_moral_report_20210805.pdf

21.8.6news2

画像はプレスリリース資料から。