バリ島発のグローバル人材育成 世界を変えるチェンジメーカーを育てる

「グローバルな視点をもつ」ときに欠かせない、環境と社会課題の解決。持続可能な地球の実現を目指しEarth Companyを創設、バリ島を拠点に社会起業家の支援や教育・人材育成事業を行う濱川知宏氏に、活動を通して見えるグローバル人材に必要な経験を聞く。

マイノリティ体験が育む
他者への共感

濱川 知宏

濱川 知宏

Earth Company 共同創設者
ハーバード大学卒業後、NGOスタッフとしてチベット高原で働いた後、ハーバード大学ケネディ行政大学院で修士号を取得。英国大手財団CIFFにて、インド・アフリカにおける子どもの保護・教育に重点を置いたプロジェクトの企画推進・評価などを行う。革新的なテクノロジーを最貧国へ届けるNGOコぺルニク、最高戦略責任者。国際開発やBOPビジネスの促進に関わり、ソーシャルイノベーションとインパクト評価を専門とする。日本では青少年のグローバル教育にも従事。元東京大学特任教授。世界銀行コンサルタント。国際会議での講義登壇実績多数。2014年、ダライ・ラマ14世より「Unsung Heroes of Compassion(謳われることなき英雄)」を受賞。現在バリ島ウブドに住み、夫婦でNGOとエシカルホテルを運営しながら4人の子どもを育てる。

インドネシアのバリ島を拠点に、アジア太平洋地域のチェンジメーカー支援やSDGs研修の開催、また環境に配慮したエシカルホテルの運営などを行うEarth Company。共同創設者の濱川知宏氏は銀行員だった父の仕事の都合で子ども時代を日本、イギリス、アメリカで暮らした。複数の国で学び、暮らした経験を通して濱川氏が感じるのは、「マイノリティ経験」の重要性だという。

(※全文:2339文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。