独創的発想の次世代起業家にみる、地球規模の視野と周囲を巻き込む力の育成

人の意識を遠く離れたアバター(ロボット)へ瞬間移動させる。SF映画のようなアイデアの実現を目指すavatarinの創業者・深堀昂氏は、グローバルアジェンダの解決を視野に多くのプロジェクトを進めてきた。次世代起業家のビジョンからグローバル人材の要件を探る。

幼少期のモンテッソーリ教育
と課題解決の成功体験

深堀 昂

深堀 昂

avatarin株式会社 代表取締役CEO
2008年ANA入社。運航技術業務等を担当する傍ら、新たなマーケティングモデルを発案、Global Agenda Seminar 2010 Grand Prize受賞。2016年にはXPRIZE財団主催の次期国際賞金レース設計コンテストにて、アバターロボットを活用して社会課題解決を図る「ANA AVATAR XPRIZE」のコンセプトをデザインし、グランプリ受賞。2020年4月にANAホールディングス発スタートアップ・avatarinを梶谷ケビン氏と創業。

2020年4月1日、ANAホールディングス発の初めてのスタートアップとして設立されたavatarin(アバターイン)。avatarinのプラットフォームを介し、身体を移動させずに人の意識と存在感を遠隔操作ロボットであるアバターに伝送する。既存の移動手段の課題を解決し、より気軽に、よりエコに、より多くの人々が行きたい場所へ瞬間移動できる新たな移動手段を実現することが、同社のサービスコンセプトだ。

(※全文:2058文字 画像:あり)

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