「世界のどこでも通用する」、グローバル人材に求められる資質とは?その観点
長年その必要性がいわれるグローバル人材の育成。もはや単なる語学力だけでないことは確かだが、その人物像とはどのようなものか。本特集ではさまざまな視点から、多様化し、複雑化する世界を生き抜くために必要な教育とは何かを探る。(編集部)
ビジネスの現場で求められる
グローバル人材の素養
Photo by alotofpeople / Adobe Stock
4月に総務省統計局が発表した2021年の日本の人口推計では、64万4,000人と過去最大幅の人口減少となったことが明らかとなった。今後、日本が国際社会でプレゼンスを保っていくためには、海外市場も視野に入れる必要性が高まる。これまで、企業の海外展開・グローバル化はある程度規模のある企業が行うことというイメージが強かったが、今後はすべての企業がグローバル市場を意識する必要があるといえる。
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4月に総務省統計局が発表した2021年の日本の人口推計では、64万4,000人と過去最大幅の人口減少となったことが明らかとなった。今後、日本が国際社会でプレゼンスを保っていくためには、海外市場も視野に入れる必要性が高まる。これまで、企業の海外展開・グローバル化はある程度規模のある企業が行うことというイメージが強かったが、今後はすべての企業がグローバル市場を意識する必要があるといえる。
ビジネスパーソンのグローバル研修の動向について、スパイスアップ・ジャパンの豊田圭一氏は、リーマンショックを機に企業のグローバル人材育成の方向性が変わってきたと指摘。従来の米国留学以上に、台頭するアジア諸国での経験が求められるようになったという(22頁)。こうしたなか同社ではアウェイな環境で課題解決に挑む研修を提供。大手自動車会社などでも採用されている。成長する新興国の中でも特に注目を集めるのがアフリカ大陸だ。長年アフリカでのビジネス展開支援に携わってきたAAICの椿進氏には、実際にアフリカで事業を展開するビジネスパーソンたちに共通する特性を解説していただいた(こちらの記事)。
(※全文:2208文字 画像:あり)
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