立命館アジア太平洋大学(APU)の2023年に向けた3つの教学改革とは?

半数を国際学生が占める「多文化共生キャンパス」のもと、2000年の開学以来、多くのグローバル人材を輩出してきた立命館アジア太平洋大学(APU)。現在、「APU2030ビジョン」を実現するためのチャレンジ・デザインに基づき、2023年に3つの大きな教学改革を進めている。

THE世界大学ランキング日本版
「国際性」分野で1位に

米山 裕

米山 裕

立命館アジア太平洋大学(APU)副学長
1991年カリフォルニア大学大学院ロサンゼルス校歴史学研究科退学。筑波大学にて文学修士(史学)取得。専門はアメリカ史・日系移民史。立命館大学文学部教授等を経て、2020年立命館アジア太平洋大学に着任、現職。

立命館アジア太平洋大学(APU)は、2000年の開学以来、世界159の国と地域からきた約20,000人が学んできた、「多文化共生キャンパス」のもと、多くのグローバル人材を輩出してきた。学内公用語は日本語と英語の2言語で、コロナ禍前の2019年度のデータによれば、外国人学生比率(APUでは「国際学生」と呼称)は49.1%、日本人学生の留学比率は22.3%、提供すべき科目のうち日本語だけでなく、外国語でも行われている科目の比率は90.8%に達している。

こうした点が評価され、今年3月に公表された「THE世界大学ランキング日本版2022」では、分野別ランキングの「国際性」において、99.8/100と高いスコアを記録し、1位を取得している(前年は2位)。

(※全文:4059文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。