『経営人材育成論』著者に聞く、次世代経営層に必要な新規事業創出経験とは?

不確実な社会で企業が持続的に成長し続けるためには、次世代の経営人材育成は喫緊の課題だ。昨年、『経営人材育成論』を上梓し、ミドルマネジャーに対する経営人材育成には、新規事業創出経験からの学びが有効だと研究成果を示した立教大学助教の田中聡氏に話を伺った。

ミドルマネジャーはHow、
経営者はWhyと役割が異なる

田中 聡

田中 聡

立教大学経営学部助教
東京大学大学院学際情報学府博士課程 修了。博士(学際情報学)。慶應義塾大学商学部卒業後、インテリジェンス(現・パーソルキャリア)に入社。その後、インテリジェンスHITO総合研究所(現・パーソル総合研究所)の立ち上げに参画。同社リサーチ室長・主任研究員・フェローなどを務め、2018年より現職。専門は、経営学習論・人的資源開発論。主な著書に『経営人材育成論』(東京大学出版会)など。

──昨年『経営人材育成論』を上梓されました。経営人材育成の危機感は高まっているのでしょうか?

(※全文:2244文字 画像:あり)

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