テックドリブンの経営を担うCTO アジャイル時代を生き抜く思考と人材育成
「DX」が叫ばれる昨今、デジタル技術と経営の双方を熟知する人材の重要性が増している。次代の経営に欠かせない最高技術責任者(CTO)の資質と能力について、著名CTOとして名を馳せ、近年は後進育成にも積極的に取り組む城倉和孝氏に聞いた。
システム開発エンジニアから
CTOへ
城倉 和孝
ゲームソフトのデバッグ(バグの検出)をはじめ、ウェブシステムやスマホアプリ等のソフトウェアテスト、サイバーセキュリティ等を提供する複数のテック系企業を傘下にもつデジタルハーツホールディングス。同社の最高技術責任者(CTO)を務める城倉和孝氏は、同社CTO就任以前からさまざまな企業でCTOを務めてきた人物であり、現在も多くのテック系企業で技術顧問を務めるなど、CTOの先駆者的存在だ。デジタルハーツホールディングスではCTOとして技術にかかわる投資判断や技術方針の策定を行うとともに、グループ会社のAGEST(アジェスト)では、よりきめ細かく人材育成や採用等にもかかわっている。
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