テックドリブンの経営を担うCTO アジャイル時代を生き抜く思考と人材育成

「DX」が叫ばれる昨今、デジタル技術と経営の双方を熟知する人材の重要性が増している。次代の経営に欠かせない最高技術責任者(CTO)の資質と能力について、著名CTOとして名を馳せ、近年は後進育成にも積極的に取り組む城倉和孝氏に聞いた。

システム開発エンジニアから
CTOへ

城倉 和孝

城倉 和孝

株式会社デジタルハーツホールディングス
執行役員CTO
株式会社AGEST 取締役副社長 CTO
音楽活動に邁進した10代、20代を経て、未経験で独立系SIerに入社、多岐にわたる企業システムの受託開発に従事。並行してワークフローシステムX-pointを開発し2007年に株式会社エイトレッドを設立、CTOに就任。2011年より株式会社DMM.comラボ(現 合同会社DMM.com)のCTOとしてエンジニア組織の拡大に取り組む。現在は株式会社AGESTと株式会社デジタルハーツホールディングスでCTOを務める。

ゲームソフトのデバッグ(バグの検出)をはじめ、ウェブシステムやスマホアプリ等のソフトウェアテスト、サイバーセキュリティ等を提供する複数のテック系企業を傘下にもつデジタルハーツホールディングス。同社の最高技術責任者(CTO)を務める城倉和孝氏は、同社CTO就任以前からさまざまな企業でCTOを務めてきた人物であり、現在も多くのテック系企業で技術顧問を務めるなど、CTOの先駆者的存在だ。デジタルハーツホールディングスではCTOとして技術にかかわる投資判断や技術方針の策定を行うとともに、グループ会社のAGEST(アジェスト)では、よりきめ細かく人材育成や採用等にもかかわっている。

(※全文:3024文字 画像:あり)

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