世界標準のリーダーシップ理論 ニューノーマル時代、「7つの力」が重要に

国内外のリーダーシップ理論について研究し、今年3月には著書『世界標準のリーダーシップ』を発刊したEQパートナーズのCEO、安部哲也氏。リーダーシップ論研究の流れと、これからのリーダーシップ開発に求められる視点について、安部CEOに話を聞いた。

内部・外部の環境要因によって
とるべきリーダーシップは変化

安部 哲也

安部 哲也

EQパートナーズ株式会社 CEO
立教大学大学院 ビジネスデザイン研究科 客員教授
中央大学法学部卒業。BOND大学大学院経営管理学修士課程(MBA)修了。パナソニックの国内・海外部門にて、SE、営業、マーケティング、企画、海外(香港)駐在などを経験。2002年、企業向け人材開発・コンサルティング会社EQパートナーズ株式会社を設立。著書に『世界標準のリーダーシップ』『新版 課長の心得』(ともに総合法令出版)など。

──リーダーシップ理論の変化や動向について、どのように見ていますか。

リーダーシップ理論の研究は、1900年代から米国を中心に盛んに行われてきました。大まかにまとめると、1900年代からリーダーの性格や個性などの特性に着目した「特性理論」が研究されました。それは優れたリーダーと非リーダーとを分ける特徴や特性に着目するものでしたが、優れたリーダーに共通する特性を特定できず、行き詰まりました。

(※全文:1874文字 画像:あり)

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