CoIU×富山県射水市、「医療・福祉」等をテーマに地域拠点を設置

岐阜県飛騨市において計画が進められているCo-Innovation University(仮称)(以下、CoIU(仮称)、飛騨高山大学(仮称)から改称。学長候補:宮田裕章)及び、設立法人である一般社団法人飛騨高山大学設立基金(代表理事:井上博成)は、富山県射水市(市長:夏野元志)及び富山県(知事:新田八朗)と記者会見を行い、「Well-being - 医療/福祉等」の研究・実践・教育の拠点として、同大学構想における15番目の地域拠点を射水市に設置することを発表した。

CoIU(仮称)は、各地域拠点で当該地域の特徴を活かした人材を育成する構想を進めている。射水市との連携では、「『Well-being』を医療・福祉の視点から研究・実践・教育し、新たなヘルスケアを創出」というVisionを設定した。

また、CoIU(仮称)における大学教育構想のみならず、現在「共創を促進する機関の設置構想」内にて検討を進めている「社会人のリカレント教育」および「産学官連携のコンソーシアム事業」に関しても、様々な連携を想定。具体的には、以下の連携を進める考えだ。 

【1】​大学教育・リカレント教育
・ボンディングシップ(学生が地域をフィールドに取り組む実践的な共創プログラム)によるCoIU(仮称)の各機関での就業体験を通じ実践的アイデアの構想
・将来的に学生が起業し易い外部環境を提供(県のstart-up支援も活用)/CoIU(仮称)が起業のエコシステムとなることの構想
・「Medical Consortium」派遣される各機関スタッフとCoIU(仮称)の学生が、医療DXを旗印とした具体的な診療連携・情報共有・受療行動についての斬新、かつ大胆なプランニングを自由に組み立て、試行錯誤できる環境を構想 

【2】コンソーシアム
・地域公的病院等の緩やかな連携をコアとし、県内民間医療法人らが参画する緩やかな「Medical Consortium(MC)」構想
・地元の医療や医薬企業や富山に拠点や縁を持つ関連企業にも広く連携を呼び掛け、ヘルスケア分野での新事業創出にも積極活用してもらえる体制整備を検討
・CoIU(仮称)の一地域拠点(今後立地等については調整予定)として、飛騨本校想定地・飛騨古川駅東開発拠点及び、他拠点との連携を深める想定 

【3】拠点の整備
・地域に溶け込む地域拠点を目指す。海の見える『まちなかキャンパス』構想
・住民や中高生等、多様な参加者との交流機会の創出を目指す

23.2.15news3

一般社団法人 飛驒高山大学設立基金・プレスリリースより