外国につながる児童生徒の学習・生活支援で活躍する人材を育成

熊本大学大学院教育学研究科(教職大学院)では2023年度、文科省事業に採択された「外国人材の受入れ・共生を支える教員等養成・研修プログラム」を開始。外国につながる児童生徒の学習・生活支援に関する知識や技能を持ち、学校や地域で活躍する人材の育成を目指している。

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八幡 彩子

八幡 彩子

熊本大学 大学院教育学研究科 教授
博士(学術)。2022年度末、教育学研究科長として本プログラムを立案。同職を離れた今年度は研修プログラム部会長として、本プログラム実行の推進役を担う。専門は家政学(原論・経営)・家庭科教育。

2017年に熊本大学大学院教育学研究科に設置された教職大学院は、学校教育・教科教育・特別支援教育の3つの実践高度化コースから成る。開設当初から「理論と実践の往還」を教育研究推進の核とし、実務家と研究者の教員スタッフが常に、学校現場での実践に身を置いて連携。大学院生と教職員が相互に刺激しながら学ぶ場となっている。文部科学省の「令和4年度成長分野における即戦力人材輩出に向けたリカレント教育推進事業」に採択されたことで、2023年9月には「外国人材の受入れ・共生を支える教員等養成・研修プログラム」も始まった。

(※全文:2317文字 画像:あり)

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