ものづくり企業のDXを加速する製造マネジメント人材を育成
九州最大のモノづくりの街・北九州市では、地場企業の生産性向上が喫緊の課題となっている。 それを受け、北九州工業高等専門学校では「ものづくり企業のDXを加速させる教育プログラム」を開講。 同校の教授で運営責任者の久池井茂氏にプログラムの特長や狙いを聞いた。
日本の製造業の課題解決に向け
多様なリカレント教育を展開
久池井 茂
日本の産業拠点として発展してきた北九州市にある北九州工業高等専門学校は、実践的かつ開拓型のエンジニアの育成を目指している。
これまで、文科省、経産省の事業を通じて、多様なリカレント教育にも取り組んできた。2018年の「産学連携デジタルものづくり中核人材育成事業」において産学官連携チームで開発した経営層向けのマインドセットを目的にしたカリキュラムの提供を皮切りに、これを発展させた「第4次産業革命 エグゼクティブ ビジネススクール」は5年間継続。デジタルものづくり企業に必要なプログラムを展開してきた。
そして、文科省の「成長分野における即戦力人材輩出に向けたリカレント教育推進事業」に採択され、2023年12月、北九州市、公益財団法人北九州産業学術推進機構(FAIS)と共催で、サプライチェーンとエンジニアリングチェーンにフォーカスした「ものづくり企業のDXを加速させる教育プログラム」を開講した。本プログラムは、…
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