データサイエンス・AIを使って課題解決ができる人材を育成

神戸大学は昨年、社会人を対象とする「Society5.0と地方創生を加速させる次世代DXリーダ育成プログラム」を開講。技術系に限らず、経営層や事務系の各部署でデータサイエンス・人工知能(AI)を使い、デジタルトランスフォーメーション(DX)を担う人材の育成に取り組んでいる。

データサイエンスを使った
価値創造を基礎から学べる

小澤 誠一

小澤 誠一

神戸大学 数理・データサイエンスセンター センター長/教授
現在、神戸大学数理・データサイエンスセンター長、大学院工学研究科教授を兼任し、2022年に株式会社テラアクソンを設立。35年以上の間、人工知能の研究をしている。実環境で使えるAIを目指して、AIセキュリティ、プライバシー保護データ解析などの技術開発と応用を行っている。

プログラムを運営しているのは神戸大学数理・データサイエンスセンターで、文部科学省の2021年度補正予算による「DX等成長分野を中心とした就職・転職支援のためのリカレント教育推進事業」採択を機に、このプログラムを始めた。

「主に企業や自治体、教育機関などの就業者を対象としたリスキリングのプログラムです。技術系に限らず経営層や総務、人事などの事務系部署の方にもデータサイエンスを使った価値創造を基礎から学んでいただきます。さらにデータを使って手を動かし、課題解決につなげることも一気通貫で学びます」

神戸大学数理・データサイエンスセンターのセンター長・教授の小澤誠一氏は、こう説明する。プログラムは「データサイエンス・AI基礎」と…

(※全文:1910文字 画像:あり)

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