産学官金連携でキャリア形成を支援「ふくい型アプレンティス」プログラム

福井大学の「私の職業再構築プログラム」は、米・トランプ政権が取り組んだ 「アプレンティス制度」(高度技術習得制度)を参考に、プログラムを構築。産学官金連携で、 就業と一体化した128時間以上のカリキュラムを無償提供し、 受講者のキャリア形成を後押ししている。

「学びの母港」構築を目指して
リカレント教育を展開

竹本 拓治

竹本 拓治

福井大学 地域創生推進本部 教授、附属創生人材センター長
博士(政策科学)。京都大学 経営管理大学院附属経営研究センター特命講師、福井大学産学官連携本部准教授などを経て、2019年から現職。主な研究分野は、経営・技術革新工学(ゲーミフィケーション、ナッジ行動学など)。主な著書に『アントレプレナーシップ教科書』(中央経済社)。

福井大学では、人生100年時代を支える産学官金連携による多様な学びの機会を提供する「学びの母港」構築を目指す中、就職・転職支援に主軸を置いたリカレント教育を2021年度から実施。3回目となる2023年度は、「私の職業再構築プログラム」として、文部科学省の「成長分野における即戦力人材輩出に向けたリカレント教育推進事業」にも採択され、128時間以上のカリキュラムを、昨年10月から11月の約2か月に渡って、無償で提供した。

「年度によって差はありますが、受講生は男女比がほぼ半々で、年齢層は20代から60代まで幅広く、就職・転職希望の方や非正規社員、出産・子育て等でキャリアが中断したものの再び働きたい女性、福井へのUIターン希望者、…

(※全文:2007 文字 画像:あり)

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