リカレント教育でスマート農業・林業の構築を担うデジタル人材を育成

社会人のリカレントを目的に、「ドローンとAIを活用したDX推進データサイエンティスト人材養成プログラム」を実施した山梨大学。スマート農林業やスマート工場等の構築に向けたDX推進で必要となる、データサイエンティストの育成に取り組みの実際を聞いた。

ドローンとAIを活用した
画像解析やデータ解析を習得

渡辺 喜道

渡辺 喜道

山梨大学大学院 総合研究部 工学域電気電子情報工学系 教授
山梨大学大学院総合研究部教授(教育担当:工学部コンピュータ理工学科)。2020年地域未来創造センターセンター長、2021年地域人材養成センター副センター長兼地域未来創造室長。リカレント教育事業「ドローンとAIを活用したDX推進データサイエンティスト人材養成プログラム」の事業責任者。山梨県出身。1986年山梨大学を卒業。1988年同大学大学院修士課程修了。1995年東京工業大学より博士(工学)を取得。専門は計算機科学。ソフトウェア品質に興味を持つ。2013年Akao Prize受賞。2018年日本品質管理学会認定 JSQCフェロー。

文部科学省の『DX等成長分野を中心とした就職・転職支援のためのリカレント教育事業』に採択され、2022年度夏から『ドローンとAIを活用したDX推進データサイエンティスト人材養成プログラム』を実施した山梨大学。

プログラムは、ドローン操縦に関する技術と人工知能(AI)の技術を活用した画像解析やデータ解析の双方を学ぶことができ、それぞれの分野における資格取得を目標に行われた。

ドローン分野では、ドローン操縦士協会によるドローン操縦士の認定資格〈ドローン操縦士回転翼3級〉相当の取得を想定。AI分野では、ディープラーニングに関する知識をもち、事業活用する人材の検定資格である、日本ディープラーニング協会の〈G検定〉取得を想定した。

「山梨大学では3年前からAIに関するリカレント教育を始めており、今回はこれにドローン操縦を加えて裾野を広げることを目指しました。ドローンについては昨今、、…

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