東大発ベンチャー創出の秘訣 基礎研究からビジネスを生み出す

日本で最も多くの大学発ベンチャーを創出している東京大学。イノベーションにおける成功法と失敗事例、またアントレプレナーシップ教育の取り組みについて、産学協創推進本部副本部長で工学系研究科 教授の各務茂夫氏に聞いた。

2004年から
起業家育成事業を継続

各務 茂夫

各務 茂夫

東京大学 大学院工学系研究科 教授/産学協創推進本部 副本部長/日本ベンチャー学会会長
一橋大学商学部卒、スイスIMEDE(現IMD)経営学修士(MBA)、米国ケースウェスタンリザーブ大学経営学博士。ボストンコンサルティンググループを経て、1986年コーポレイトディレクション(CDI)の設立に創業パートナーとして参画、取締役主幹、米国CDI上級副社長兼事務所長を歴任。2002年東京大学大学院薬学系研究科教員となり、2004年同産学連携本部 教授・事業化推進部長に就任。日本ベンチャー学会会長、NPO法人アイセックジャパン代表理事・会長、日本ベンチャー学会第1回松田修一賞受賞(2015年)。

「世の中を動かすような、インパクトの大きいイノベーションの多くは大学から出ています。例えば、グーグルはスタンフォード大学から、フェイスブックはハーバード大学に在籍中だったマーク・ザッカーバーグが立ち上げました」

(※全文:2303文字 画像:あり)

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