レンタル移籍で越境体験 「外と繋がれる人材」を育てる
多様な人や価値観に触れる越境体験は、視点を転換しイノベーションを創出することに繋がる。コロナ禍で海外赴任や研修が難しい中、所属組織からベンチャー企業へ「レンタル移籍」する需要が高まっている。移籍によってどのように人材が育成され、それらがイノベーションにどう繋がるのだろうか。
越境での良質な葛藤が
イノベーションを生み出す
原田 未来
越境体験とは、人材育成を目的として大企業に所属する人が、所属企業・機関とは関連のない外部のベンチャー企業やNPO/NGO団体等(越境先)に行き、そこでフルタイム同様に業務に携わる体験のこと。越境先では実務を通じて新たな気づきや仕事の進め方などを学び、所属組織(ホーム)へと戻った後、新規事業立ち上げやDX推進、マネジメントなど社内イノベーションの実現に越境体験を生かすという取り組みだ。
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