ドルトン東京学園STEAM校舎 サステナブル建築物等先導事業に採択

ドルトン東京学園は12月1日、2021年1月着工、2022年9月竣工予定で、新たにSTEAM校舎を増築することを発表した。この校舎建築は、SDGsに配慮した計画により、国土交通省令和2年度第1回サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)に採択された。

サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)とは、省CO2の実現性に優れたリーディングプロジェクトとなる住宅・建築プロジェクトを公募し、国土交通省が実施しているもの。多様な省CO2技術の採用と、学園・大学・設計者の連携で、学習環境の評価ツール開発や環境学習への活用計画などで、意欲的な提案と評価された。

STEAM校舎は、1階に「クラフト・ラボラトリー」、学習活動の基盤となる中間階2階に「ライブラリー」、3階に「サイエンス・ラボラトリー」を配置し、「学びの設計、学びの探究、学びの発表」のサイクルを生み出す狙い。各階中心部には、協働・共創の核となる、「クラフトセンター」「ライブラリーホール」「サイエンスセンター」が計画されている。

同校舎は環境学習装置としても機能し、自然エネルギーや自然の摂理を利用したパッシブシステムを利用し、自然の熱や光、風、水を有効に利用し、省エネルギーに優れた校舎となる。多様な省CO2技術の応用により、基準建物によるCO2排出量に比べ、36.2%の省CO2化が期待できるとしている。

20.12.21news2

ドルトン東京学園中等部・高等部STEAM校舎外観