学校・地域を育みながら越境する Google 教育者グループの学び合い

1人1台端末環境が進む中、教員の ICT スキル向上は喫緊の課題だ。最近では Google を活用している教育者の地域コミュニティ『Google 教育者グループ(GEG)』が各地に発足し、学校の枠を越えた学びが進んでいる。GEG Hirosaki を立ち上げ、「Google for Education 認定コーチ」となった井上嘉名芽氏に話を訊いた。

Google for Education 認定コーチを、独学で取得

井上 嘉名芽

井上 嘉名芽

東奥義塾高等学校
(ICT コーディネーター・情報科主任)
2002年から学級担任、広報渉外部長、教務部長を経てまた4月から生徒により近い学級担任へ。主な認定資格に Google for Education Certified Coach、Google for Education Certified Trainer、Microsoft Innovative Educator Expert for 2020-2021(MIEE)、ロイロ認定 Teacher 2019・シンキングアドバイザーなど。

2022年に創立150周年を迎える、東奥義塾高等学校(青森県弘前市)。設立当初から「グローバル人材の育成」を理念に掲げ、積極的な ICT 活用も進めてきた。タブレットの導入は、2016年度より教職員が校務で使用する目的でスタート。その後、校内全館で Wi-Fi が利用できるインフラを整備し、現在は1人1台端末環境を活かした双方向型の学びを実践。日本教育工学協会が認定する2020年度の学校情報化優良校にも認定されている。

「教務部長(当時)という立場から『1人1台体制』を想像した当時、リーズナブルな Chromebook が普及していくのではないかと思い、Google 関連の知識も得ておきたいと考え…

(※全文:2092文字 画像:あり)

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