『先端教育』7月号「特集:スキルの見える化」発刊【無料記事紹介】

6月1日、月刊『先端教育』2023年7月号が発行となりました。

特集1では、「スキル・人材の可視化」をテーマにしました。プロフェッショナルの勘やノウハウの中には、言語化されていない多くの「知」が含まれています。従来、それは属人的なものとして扱われてきましたが、AIなどテクノロジーの進化もある中で、リーダー人材や熟練者の知見・資質を可視化し、経営人材の育成や組織力の強化、技能伝承につなげる試みが増えています。スキルの可視化は、新たな人材育成や人事戦略を可能にし、効果的なリスキリングやキャリアデザインの実践にもつながります。本特集では、スキル・人材の可視化と、その戦略的な活用について紹介しています。

特集2では、「教師に必要な理論と実践」を取り上げました。今、社会が大きく変化している中で、教師も「学び続けること」が求められています。特集2では「教員養成フラッグシップ大学」「応用行動分析学」「ICT活用指導力」など、理論と実践の観点から、新たな教師の学びの姿をまとめています。

地域特集は、「愛媛県」を取り上げました。創造性やアントレプレナーシップを育む環境や仕組みづくり、IT を活用した先駆的な教育など、愛媛を舞台に展開される多彩なプロジェクトを紹介しています。ぜひご一読ください。

下記の記事は6月7日まで無料で公開していますので、ぜひご覧ください。 

熟達者の経験則を言語化、「パターン・ランゲージ」は学びを誘発する
井庭 崇(慶應義塾大学 総合政策学部 教授)

哲学原理とエビデンスをもとに学びの構造転換を支援
山口 裕也(一般社団法人School Transformation Networking 代表理事) 

愛光学園 世界的教養人の輩出へ、名門校の「変革と挑戦」は続く
中村 道郎(愛光中学・高等学校 校長)

◆特集1
「知の共有」で組織力を高める
スキルの見える化でリーダーを育成 

個人の経験やスキルを可視化し技術伝承やリスキリングに生かす

熟達者の経験則を言語化、パターン・ランゲージの可能性
慶應義塾大学 総合政策学部 教授 井庭崇 

経営人材育成は2.0から3.0へ

求められる「人材要件」の明確化
コーン・フェリー・ジャパン株式会社 アセスメント&サクセッション プラクティス責任者 増田智史 

従業員のスキル可視化や分析、リスキリングを一気通貫に
株式会社ベネッセコーポレーション 社会人教育事業本部 本部長 飯田智紀 

属人的な知識や経験を見える化し誰もが尖った個性を発揮する組織に
株式会社ペンシル 取締役CKO 小財治 

知識・ノウハウの形式知化を通じて熟練者の技術伝承をAIで支援
株式会社三菱総合研究所 DX技術本部 板倉豊和 

モーションキャプチャーの技術伝承

熟練者の経験やコツを可視化
アキュイティー株式会社 代表取締役CEO兼CTO 佐藤眞平 

キャリアプランを可視化する新しい手法の可能性
福山大学 大学教育センター 講師 前田吉広 

◆特集2
教師に必要な理論と実践

いま必要な理論と実践とは?

教員養成の高度化へ向けた改革
兵庫教育大学大学院 教授 森山潤  

ICTを使いこなせる教員へ
信州大学教育学部附属次世代型学び研究開発センター 准教授 森下孟 

日本版スクールワイドPBSとは?
桜美林大学 リベラルアーツ学群 教授 石黒康夫 

学びの構造転換を支援
一般社団法人School Transformation Networking 代表理事 山口裕也 

◆地域×教育イノベーション
愛媛県

「教育立県えひめ」の実現を目指す
愛媛県教育委員会 教育長 田所竜二 

数字で見る愛媛県の教育 

大学を多機能化し、全世代に対応する
愛媛大学長 仁科弘重 

「専門性を高めた共創人財」を育成
株式会社いよぎんホールディングス 代表取締役社長 三好賢治 

名門校の「変革と挑戦」は続く
愛光中学・高等学校 校長 中村道郎 

起業家が生まれるコミュニティを築く
株式会社アドリブワークス 代表取締役CEO 山岡健人 

愛媛と東京をつなげ、成長機会を創出
株式会社 洒落 代表取締役 豊田昌代 

県有数の合格実績、学習塾のメソッド
株式会社 寺小屋グループ 取締役 常務執行役員 﨑山浩 

山林を舞台にプログラミング教育
株式会社 武田林業 代表取締役 武田惇奨 

創造性を育むITものづくり教室
株式会社テックプログレス 代表取締役 武田知大 

国籍を問わず、寄り添い合える社会へ
NPO法人 松山さかのうえ日本語学校 代表理事 山瀨麻里絵 

近世の愛媛県教育史 藩校と私塾

◆特別企画
大学DXフォォーラム

エビデンスに基づく大学経営へ
北海道大学 副学長/大学支援フォーラムPEAKS「大学IR WG」主査 長谷山美紀 

学修ポートフォリオと教員評価の実現
プラスアルファ・コンサルティング ヨリソルチーム グループリーダー 川島将史 

教育データ活用の仕組みづくり
神戸大学 DX・情報統括本部情報基盤センター 准教授 殷成久 

◆連載

巻頭言:「4つのD」を備えた人材が次代を担う
アステリア株式会社 代表取締役社長/CEO、京都大学経営管理大学院 特命教授 平野洋一郎 

フロントランナーの構想と実践:戦略的学習力を育む学び
株式会社Project MINT CEO 代表取締役社長 植山智恵 

戦略的経営と大学改革の未来:URAの課題と可能性とは?
金沢工業大学大学院 イノベーションマネジメント研究科 教授 高橋真木子 

教育界のキーパーソンに聞く:改正私立学校法の施行に向けた早めの準備を
TMI総合法律事務所 パートナー 大河原遼平
公認会計士 植草茂樹、東京工業大学教授 江端新吾 

教育分野のコーチング実践と探究:
軽井沢風越学園 スタッフ 木村彰宏
株式会社THE COACH代表取締役 岡田裕介 

学ぶ力を引き出す学習環境をデザインする:なぜ学びは一人の中で閉じないのか
聖心女子大学 現代教養学部教育学科 教授 益川弘如 

SDGs探究実践:協働する探究のデザイン(前編)
一般社団法人こたえのない学校 代表理事 藤原さと

リスキリング最前線:英語スピーキング力の育成は使える英語力の可視化を起点に
株式会社プロゴス 取締役会長 安藤益代 

リカレント教育によるDX等人材育成:次世代の介護を担う人材を育成
小樽商科大学 大学院商学研究科アントレプレナーシップ専攻 准教授 藤原健祐 

費用対効果で考えるリカレント教育:リカレント教育と人的資本投資の関係
社会構想大学院大学 学監・研究科長 川山竜二

実務家教員という生き方:大学での教育研究を事業に活かす
株式会社たけでん 常勤監査役/社会構想大学院大学 実務家教員養成課程 修了生 那須耕三 

理論と実践の架橋を目指して:柔道整復の学問的位置づけを整理
社会構想大学院大学 実務教育研究科 第1期生 中井真悟

令和時代の教育デザイン:石川県立図書館
日本デザイン振興会 常務理事 矢島進二

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