函館高専とソフトバンクが連携協定締結 エンジニアを教員として派遣

国立高等専門学校機構 函館工業高等専門学校(以下、函館高専)とソフトバンクは7月27日、函館高専の情報関連授業の一部にソフトバンクが参画し、教育内容の充実化を図ることなどを目的として、「情報関連教育における連携協定」を締結した。ソフトバンクと国立高専の連携協定は全国初。 

函館高専は生産システム工学科に情報コースを設けており、情報工学の基盤となる情報リテラシーやネットワーク、ソフトウェアなどの幅広い知識を修得し、実験や演習を通じて、実践的な能力を身につける教育をしている。 

連携協定により、ソフトバンクのエンジニアが函館高専で「特専教員」として情報関連科目の授業の一部を担当し、学びの質の向上、教育内容のさらなる充実化を図る。特専教員とは、特定の分野における高度な専門的知識・技術または経験などを有し、授業を担当する教員に協力する者のこと。 

ソフトバンクは、同社のエンジニアがもつITに関する最前線での技術を教育に還元し、教育現場の課題解決に貢献し、SDGsの一つである「質の高い教育をみんなに」の達成を目指す。

21.7.28news2

連携協定書に調印した、ソフトバンク テクノロジーユニット コーポレートIT本部 本部長 北澤勝也(左) と函館高専 学校長 伹野茂(右)