新潟県長岡市・長岡高専・KDDI、ICT人財・起業家育成の協定締結

新潟県長岡市、国立高等専門学校機構長岡工業高等専門学校、KDDIは、5GやIoTなどの先端技術を活用したICT人財や起業家人財の育成による地域産業創出を目指し、「地方創生に向けた産業創造連携協定」を8月5日に締結した。

長岡市は鉄工や鋳物、電子・精密機器など多様な「ものづくり企業」が集積する工業都市で、人口26万7000人を擁する新潟県内第二の都市。市内には4つの大学と工業高等専門学校があり優秀な学生を輩出しているが、地元への定着が課題であり、起業・創業や新技術の開発・活用支援、企業との実践的協働機会の提供など若者が魅力に感じる施策が必要となっている。

まちの未来をつなぐため、長岡市は米百俵の故事で知られる教育文化を背景に、市内4大学1高専の知見と企業の技術力を活かし、人づくりと産業振興を目指す「NaDeC(ナデック)構想」を推進。意欲ある未来の担い手の確保・教育、学生の起業・創業の支援、先端技術の活用による企業の生産性向上などにより、「長岡版イノベーション」の実現に取り組んでいる。

三者は同協定を通じて、長岡市と長岡高専が有する育成基盤に、KDDIが有する5GやIoTなど先端技術を活用したICT人財教育や、地方創生における起業家育成の知見を掛け合わせることで、次世代地域産業をリードする人財を育成し、地域産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進と新産業の創出を目指す。

20.08.07news2