インド工科大学の就活状況等をまとめた最新情報を発信 フォースバレー

世界中から国境を越えたグローバル採用支援を行うフォースバレー・コンシェルジュ株式会社 (東京都千代田区) は、世界中の大手IT企業に多数人材輩出しているインド工科大学((Indian Institutes of Technology、IIT)の就活情報等をまとめた最新情報「IIT通信」を今後定期的に発行していくと発表した。

フォースバレーは過去10年に渡り日本企業に対してインド工科大学の学生採用支援を行い、昨年は入社ベースで約100名もの学生の日本企業就職を実現した。インド工科大学の学生は日本での就職を希望しないという論調の記事が散見されるが、フォースバレーによると、今や日本は最も就職する国になっている。一方、欧米企業の本国採用はここ数年で減少傾向にある。IIT通信では、こうした一般には収集できない情報を今後定期的にレポートしていく。

また、フォースバレーは就職のみならず、日本でのインターンシップの支援や日本のビジネス環境・文化等に関する授業も毎年実施しているため、そのナレッジやネットワークを基に就職以外の情報も含めて独自の調査をまとめる。

2020年におけるインド工科大学の学生の就活状況は、コロナ禍にも関わらずいくつかのキャンパスで内定数が大幅に増加し、就活解禁日初日に国内就職を中心にインド工科大学全体で約1,000件の内定が出された。事前採用オファー(企業インターンをした学生に対して、12月の選考が始まる前に内定を出すオファー)は初任給の最高額が約2,300万円(Rs 1.54 crore、2021年8月5日時点のレート換算)と、過去最高額を更新している。

また、メディアの取材に対してインド工科大学の就職課担当者は「米国から本国採用をする企業は減ったが、日本から採用に来る企業数は変わらず一定数いる上、コロナ禍で新たに参加する企業もいる」と日本についての言及をする等、インド工科大学の学生の海外就職において日本は外せない存在となってきている。

21.8.10news1

フォースバレーが担う単位認定型 日本就職プログラム(2018年~)