ヨーロッパの大学進学 英語圏だけではない新たな選択肢

海外進学の受験を考えた際、まずアメリカやイギリスと言った英語圏の大学をイメージする人も多いでしょう。一方で、海外進学の新たな選択肢として、いま非英語圏の国の進学が注目を集めています。今回はヨーロッパの大学に焦点を当て、教育や受験の特徴について紹介します。

海外進学と言えば、アメリカやイギリスといった英語圏の国への進学を想定する人は多いです。魅力的な進学先である一方で、留学費用が高く、受験のハードルが高いのも事実です。そこで、非英語圏の大学、特にヨーロッパの大学への進学が新たな選択肢として注目されています。世界ランキングトップ500にランクインし、学士課程において英語で学ぶことができ、授業料は日本の私大程度であり、受験プロセスも驚くほどシンプルであることが特徴です。こういった大学は、帰国子女ではないけれども、英語学習や留学などを通して「海外の大学に進学したい」と思った一般的な中高生は誰でも、進学可能な大学です。

田原 佑介

田原 佑介

株式会社LOOPAL 代表取締役
公立高校で8年間、英語教諭として勤務。学校で5000人以上の高校生と関わるほか、NPOとして6年間活動。コロンビア大学教育大学院(Teachers College)で、スクールリーダーシップの修士号を取得。日本の若者が、国際的に通用するスキルを身につけ、理想のキャリアを実現するサポートをするために、LOOPALを起業。

弊社でも、公立高校の生徒がオランダの大学に進学することを支援する事例が増えてきています。私は、こういう事例こそもっと増えていくべきだと強く思っています。

1.大学教育の特徴

ヨーロッパの大学は、各国の独自の教育方法と高い学術水準が魅力です。世界トップ500に入り、英語の学士課程プログラムを提供している大学は世界に340校ありますが、そのうち約100校がヨーロッパに位置しています。特にオランダ、ドイツ、イタリアは英語のプログラムが豊富で、多くの分野で質の高い教育を提供しています。

(※全文:2095文字 画像:あり)

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