2023年のキーワード アントレプレナーシップ教育 チャレンジ精神を育む

政府は「スタートアップ育成5か年計画」を策定し、スタートアップの創出や小中高生等に対するアントプレナーシップ教育の機会拡大を図る。アントレ教育に詳しいスタディサプリ教育AI研究所所長の小宮山利恵子氏に、アントレ教育が求められる背景や意義を伺った。

アントレプレナーシップ教育が
求められる3つの背景とは?

小宮山 利恵子

小宮山 利恵子

株式会社リクルート
スタディサプリ教育AI研究所 所長
早稲田大学大学院修了。国会議員秘書、ベネッセ等を経て株式会社リクルートにて2015年12月より現職。2019年度より東京学芸大学大学院教育学研究科准教授、2020年度より東京工業大学リーダーシップ教育院アドバイザー等を兼務。経団連EdTech戦略検討会座長。テクノロジー、AIと教育の領域の他、五感を使ったリアル・アナログな学び、アントレプレナーシップ教育についても国内外問わず幅広く活動。AI/VUCA時代の社会、人材、学びについて多数講演を実施。

近年、アントレプレナーシップ(起業家精神)教育(以下「アントレ教育」)という言葉がよく聞かれるようになった。政府は「スタートアップ創出元年」とした2022年度から、大学発スタートアップ創出と高校生等へのアントレ教育拡大に向けて、令和4年度第2次補正予算(12月2日成立)に1,500億円を計上した。

2022年末には「スタートアップ育成5か年計画」が策定され、政府全体でスタートアップ創出に取り組む一環として、文部科学省の令和5年度概算要求でも、官民一体となった小中高生等に対するアントレ教育の機会拡大を図る方針を示している。

(※全文:2158文字 画像:あり)

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