特集1 意欲と成果の研究。120年のモチベーション研究を実践に活かす

意欲と成果の研究。
最新理論と、先進企業の実践事例。

制度を整えた組織が停滞し、何も整っていない現場から突破が生まれる。意欲という現象は、用意された条件の通りには動かない。──この厄介な対象に、120年にわたって挑み続けてきた学問領域がある。モチベーション研究である。その蓄積は、ときに常識を裏づけ、ときに根底から覆しながら、意欲と成果をめぐる構造を一つずつ明らかにしてきた。

報酬が人を動かす局面は確かにある。評価制度が行動を方向づけることも、研究は否定していない。ただし、それだけでは説明のつかない領域が残る。困難な課題に自ら向かう力、成果が見えない段階でも手を止めない持続力——研究はこれらを「内発的動機づけ」として切り出し、その条件を精緻に記述してきた。そして重要なのは、この内側から湧く意欲が、個人の資質に閉じないという発見である。組織の設計と働きかけによって、環境の側から育てることができる。本特集では、この知見の構造と、それを現場に実装する最新の試みを追う。

(※全文:3090文字 画像:あり)

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