若手人材の意欲のカギを握るのは配属ではなく「上司」
若手人材の多くが入社から短期間で退職するという傾向がある現在において、組織にとって若手の意欲アップや定着は重要な課題になっている。そのカギを握るポイントについて、若手人材の動向に関する研究を進める早稲田大学モチベーションサイエンス研究所所長の梁取美夫教授に話を聞いた。
若手人材の動向を調査
配属よりも上司がカギ
梁取 美夫
早稲田大学 商学学術院 教授
早稲田大学第一文学部卒業、コーネル大学(アメリカ)産業労働関係研究科博士課程修了。博士(人的資源管理論)。人事院、経済企画庁、ブリティッシュコロンビア大学(カナダ)助教授、南オーストラリア大学(オーストラリア)上級講師を経て、2020年より現職。専門は経営学、人的資源管理論。
早稲田大学における新たな研究機構として2000年に発足した「プロジェクト研究所」。社会と時代のニーズを起点に、様々な学問領域からの多面的なアプローチを通じて先端的研究を育むことを目的としている。モチベーションサイエンス研究所はその1つとして2020年に設立された。2025年10月から所長を務める商学学術院の梁取教授は設立背景について次のように話す。
「近年日本では人的資本経営という言葉をよく聞くようになりましたが、組織における人材の有効活用が企業業績に直結することは多くの研究が既に示すところです。人材活用に関する研究には様々な切り口があるなかで、我々は教育機関であり、大学教育のアウトプットとも言える若手人材に着目しました。入社3年目までに1/3が辞めることに問題意識を持ち、企業で採用担当を担う実務の方とともに研究を進めている段階です」
(※全文:2527文字 画像:あり)
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