特集1 編集部まとめ:意欲を起点に、構想し、成果を生む。
モチベーション研究は、もう誰もやりたがらないと言われるほど、この1世紀にわたって掘り尽くされてきた。それでもなお意欲と成果は経営の最重要課題だ。本特集はその蓄積と経営現場の取材から、「自分の組織で何ができるか」を模索する手がかりを提示した。
自己決定理論、目標設定理論、心理的資本、ジョブ・クラフティング——膨大な知見が積み上がり、もう新しいテーマを見つけるほうが難しいとさえ言われる。にもかかわらず、日本のエンゲージメント率は世界最低水準にとどまったままだ。知見は十分にある。足りないのは、それを自分の組織に引き寄せて読み替える作業のほうである。
AIエージェントがまさに登場しつつある。作業の速度も知識の量も、あらゆる人間を上回る存在が隣に座り始めた。では人間の側に残るものは何か。「これをやりたい」という意欲の起点である。何を解きたいのか、何のためにこの組織は存在するのか。この問いへの答えだけは、人間の側にしかない。取り組む意欲——それを志と呼んでも使命感と呼んでもいい——は、構想にとって最も重要な起点だと、本学においても繰り返し言われてきた。
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