反転授業市場、2021年~2026年で約16%の成長率で拡大見込み

株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「反転授業市場:世界の業界動向、シェア、規模、成長、機会、予測(2021~2026年)」(IMARC Services Private Limited)の販売を開始した。同レポートによると、反転授業市場は、2020年に13億5,000万米ドルの規模に達した。今後、2021年から2026年の間に市場は約16%のCAGR(年平均成長率)で成長すると予想されている。

反転授業とは、従来の教室での授業ではなく、オンラインで学習を行う教育モデルのこと。反転授業では、学生はライブまたは録画された講義を見て、他の学生と協力し、ウェブを通じて指導者から指導を受けることができる。学生は自分のペースで自由に学ぶことができるため、学習の柔軟性が高まる。ビデオやオーディオの形式で学生に提供されるコンテンツはより魅力的であり、学生が自習を実践し、自分自身でテーマを探求する機会を十分に提供するモデルとして期待されている。

同レポートでは、デジタル化の進展が反転授業市場の成長を促す重要な要因の一つとなっている。これに加えて、個人学習が一般に普及してきたことや、オンライン教育コミュニティの発展が、反転授業の需要拡大に大きく貢献している。現在、教育機関では生徒と教師の間のインタラクションを強化することで、教師が生徒一人ひとりのニーズを効果的に把握できるようにするため、反転授業を導入している。

さらに、オンラインリポジトリに保存された講義にアクセスしてダウンロードし、巻き戻しや一時停止、何度でも再生することができるため、学生はあらゆる概念を容易に理解することができる。また、可処分所得の増加や、教育施設の改善に向けた研究開発の活発化、技術革新も市場の成長を促している。

21.8.18news1