大学運動部学生のための「学び」のハンドブック 学業と競技生活の両立を

大学スポーツ協会(UNIVAS)は3月26日、河合塾グループのKEIアドバンスと共同で、2021年4月に大学へ入学する運動部学生に向けて開発された「入学前教育プログラム」の運用を開始した。学業と競技生活の充実を図る「デュアルキャリア」形成を支援する。

アスリートの引退年齢は平均30.4歳。競技引退後の人生を充実させるには、大学での学びの充実がカギとなる。

同プログラムは、スポーツ活動を重視した「総合型選抜」や「学校推薦型選抜」等で合格した運動部学生を対象に実施され、4月からの大学の学修へスムーズに移行できるよう開発された。目玉として、『大学運動部学生のための「学び」のハンドブック』を新たに作成。先輩アスリートの経験談によるデュアルキャリアの意識付け、講義の受け方やレポート作成スキルに触れた「学び方入門」など、運動部学生の学びの意欲を高め、デュアルキャリアを後押しする内容になっている。

2年目となる2021年からは、『大学生活学びのための「読む」「書く」入門』と『運動部学生のためのスポーツ探究数学入門』を新たに本格導入する。今年は、法政大学・日本体育大学・至学館大学等11大学に導入される予定。

21.3.29news2