GIGAスクールにおけるセキュリティ実態調査2021 トレンドマイクロ

トレンドマイクロは7月29日、小・中学校の教員と保護者を対象に実施した「GIGAスクールにおけるセキュリティ実態調査2021」の結果を公表した。 

1人1台端末を活用した学習が推進される中、2021年6月末時点で、子どもが学校から端末を受け取ったと回答した保護者は41.2%、教員は70.7%にとどまった。一方で、保護者の22.0%、教員の38.5%が、1人1台端末の利用において、子どもがサイバー犯罪やネット利用等に関するトラブルを経験したと回答した。教員の回答によると、主なトラブル内容は「学習以外の用途での端末利用」が12.8%、「フィッシング詐欺など不正サイトへの接続」が12.0%、「アカウント情報を盗まれる・悪用される」が11.1%、「アカウント情報を盗む・悪用する」が11.1%だった。

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教員への質問 「GIGAスクール構想」で配備された1人1台端末の利用において、あなたの児童生徒は次のような経験をしたことはありますか?(複数回答)n=234

また、保護者の58.9%、教員の29.9%が、子どもが受け取った端末に、危険を回避するための設定やツール等の技術的対策が施されているか理解していないことが分かった。

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保護者への質問 子どもが受け取った「GIGAスクール構想」で配備された1人1台端末について、どのような技術的対策が施されていますか?(複数回答)n=141

同調査は6月29日~6月30日の期間、小学校1年生~中学校3年生の子どもがいる保護者と国公私立の小・中学校の教員673人を対象にWeb上で行われた。

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