信州大学 地域の大学が担うべき5つの機能「LUCKY」で信州の未来を拓く

2021年10月、信州大学の第15代学長に就任した中村宗一郎氏。歴代学長が築き上げてきた大学の価値を磨き、未来へ向けてさらなる進化を目指す。「今、大学が本気で地域の発展を担う時代になっている」と語る中村学長に、信州大学のこれからを聞いた。

地域と共に発展してきたことは
信州大学にとって「LUCKY」

中村宗一郎

中村宗一郎

信州大学 学長
山口県美祢市出身。鳥取大学大学院連合農学研究科修了。農学博士。信州大学農学部教授、同学部長などを経て、2015年から信州大学理事、副学長、先鋭領域融合研究群長。2016年から学術研究・産学官連携推進機構長。2021年10月、信州大学学長に就任。

──信州大学の今後の方向性を、どのように描かれていますか。

今、大学が本気で地域の発展を担う時代になっていると感じます。大学が元気であることが、地域の元気にもつながる。私は、地域の大学に求められる機能は主に5つあると考えています。それは「学びの機能(Learning)」、「寄り添う機能(mutual Understanding)」、「つなぐ機能(Connecting)」、「知の拠点機能(Knowledge)」、「産みだす機能(Yield)」です。

(※全文:2092文字 画像:あり)

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