AI時代を生き抜く金融人材を育成 顧客と共に未来を築く商工中金

中小企業専門の金融機関である商工組合中央金庫(商工中金)。多様化する経営者の思いに寄り添いながら、経営課題に対応できる金融人材をいかに育成しているのか、代表取締役社長の関根正裕氏に話を聞いた。

「自立・自律」して、自ら目標を設定し学ぶ

──人材育成における理念をお聞かせください。

関根 正裕

関根 正裕

株式会社商工組合中央金庫 代表取締役社長 兼 社長執行役員
1981年、早稲田大学政治経済学部経済学科 卒業、同年株式会社第一勧業銀行(現株式会社みずほフィナンシャルグループ)入行。西武鉄道株式会社取締役上席執行役員、株式会社プリンスホテル取締役常務執行役員などを経て、2018年より現職。

商工中金は、中小企業が抱える課題解決のための金融ソリューションを提供しています。融資のほかにも M&A や事業承継、海外進出など、経営課題は多岐にわたるため、まず経営者と従業員の方々と信頼関係を作り、リレーションを取ったうえで、お客様のニーズや課題を把握していきます。オーダーメイド的なソリューション提供のため、経営者の思いに寄り添える対人能力が大切です。

2017年から営業ノルマを廃止し、本部から営業店への数字目標の割り振りを…

(※全文:2375文字 画像:あり)

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