離島の全住民にオンライン教育を提供、地方でのキャリア形成・生涯教育の方策

鹿児島県奄美大島の龍郷町は、社会人向けのオンライン授業を提供する「Schoo(スクー)」と提携し、全住民を対象としたオンライン教育環境を整備。住民の生涯学習だけでなく、町外からの移住者誘致にも活用し、人口減少対策にもつなげたいという。

奄美大島5市町村の全住民に
オンライン教育環境を提供

左/長谷場 涼太郎 龍郷町企画観光課 主査
右/加藤 美保 龍郷町企画観光課 主査

離島の奄美大島では、高校生の進学や社会人の学び直しによる島外への人材流出が続き、年々、人口が減少している。この課題解決に向け、奄美大島の龍郷町を含む5市町村は2021年5月、社会人向けオンライン生放送学習サービス〈Schoo〉を運営する株式会社Schoo(スクー)と地方創生推進の包括的パートナーシップ協定を締結した。

スクーはインターネットでの学びや教育を起点とした社会変革を進めることを目的に、2011年に設立された。2012年のサービス開始以降、社会人向けのオンライン生放送授業を毎日、無料で提供しているほか、録画授業で過去の放送約7,600本も公開している。奄美大島での協定締結では、全島民約6万人がスクーのサービスを利用できるようになった。

(※全文:1922文字 画像:あり)

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