IT・製造・商社・電力… 多様な企業が取り組み開始 企業の取り組みまとめ

企業における人材育成の新たなトレンドとなりつつある「リスキル」。社会のデジタル化に対応した流れの一つだが、必ずしも高度なIT人材養成を目指すものではない。多くの社員にリスキルを促す取り組みを行う、リスキル先進企業の動きを探る。(編集部)

DX推進に向け、既存スキル
からの組み換えを

photo by WrightStudio / Adobe Stock

昨年末ごろから、企業のリスキルへの取り組みについての報道が相次いだ。デジタル技術の活用が自社の事業に直結するIT・情報通信業はもちろん、商社や電力会社などもこぞってリスキルの実施を進めている。

現在企業で進められているリスキルは、DXへの対応という社会的命題が背景にあり、その内容はIT・デジタル関連技術に関する基礎知識・リテラシーの習得や、プログラミング、AI・機械学習に関するものが多い。今後、どのような業界・業種においてもデジタル技術なしに仕事を進めていくことは難しい。デジタル技術に関する知識や技能はこれからの時代の「読み書きそろばん」のようなものであり、既存の業務知識・スキルに追加して、あるいは既存知識やスキルを更新することがリスキルの目的だ。

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